症例 【 坐骨神経痛 】 |
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Мさん 32才 女性 職業:OL 症状:坐骨神経痛 | |
問診・検査 | <問診>1日10時間以上デスクワーク。一ヶ月前から、寝ても覚めても出る左の臀部から足先にかけて痛みとしびれによる来院。整形外科によるレントゲン検査では異常がなく、治療を続けるが、変化がみられない様子。 <検査>殿筋全体に強い筋肉の硬結がみられ、長時間のデスクワークが原因で下肢に神経症状が出やすい筋肉を圧迫し、しびれが出ているものと思われる。 |
一回目 | <初日>殿筋を中心に筋肉の緩和とトリガーポイントをリリース。 股間節の可動域を広げ、関節にも動きをつけていく。筋肉の硬結がかなり強い。 <施術後>全体的にあった痛みと痺れが軽減する。臀部のエクササイズ、ストレッチによるホームケアを行なってもらうようアドバイス。 |
二回目 | <3日後>揉み返しが翌日に出るが、その次の日は揉み返しがなくなったと同時に、かなり良くなったよう。ただ、仕事で座っていると20分で症状は出てくるとのこと。初回と同じく筋肉、関節の緩和操作を中心に施術。 |
三回目 | <7日後>症状は徐々に軽減しているが、2回目施術後と同じく、仕事で20分も座っているとしびれが出てくる。 <エクササイズ>正しい座位姿勢 |
四回目 | <10日後>症状にかなりの変化がみられ、就寝時と座位姿勢での痺れと痛みが、少し違和感がある程度に改善し、ご本人も驚かれている。 実際、神経を圧迫していた筋肉がかなり柔らかくなっており、股関節も可動域が大きくなっている。 <エクササイズ>ウォーキング(内転筋周りの強化) |
五回目 | <14日後>日常生活でほとんど問題なくなるまでに改善。ただ、やはり仕事で長時間の座位姿勢が続くと痛みが出てくる。痺れは改善。しばらく一週間から二週間の間隔で様子をみる。 |
総評 | PCというのは便利な反面、様々な不定愁訴を生むきっかけになります。特に猫背になりやすく、結果、肩、首、腰の負担が大きくなり、筋肉疲労をつくり、頭痛、腰痛のきっかけになります。忙しい時でも長時間座らずに、まめに身体を動かし、正しい姿勢で仕事を続けて下さい。 (担当:東) |