日に日に増していく暑さで、夏の訪れを感じる今日この頃ですね。
でも、なんとなく懐かしい感じがする
夏の夕方は好きだったりします。
こんにちは。オオカワカイロプラクティックセンター中目黒整体院の東です。
これから、エアコンは欠かせない季節となりますが
気を付けなければいけないのが低体温症。
人間は活動するためのエネルギーを食物から取ったり、動きまわったりしたときに莫大な「熱」を産生します。
熱が出ますと体温が上がります。
しかし人間の深部体温は37度前後で一定に保たれなければ恒常性を維持できず、生きてゆくことはできません。
そこで汗をかいて体温を下げて一定の範囲内に収めるのです。
そして、大切なことはこの体温を調節する汗腺の働きは、生まれてから3才くらいの間にどのような温度環境で生活したかで決まるのです。
例えば、熱帯の熱いところで生活した人は、能動汗腺が発達し、逆に寒いところで生活した人は能動汗腺が少なくなるのです。
日本人の場合は、温帯で四季があるため、熱帯人と寒帯人のちょうど中間くらいの汗腺の数(250万~350万くらい)に収まるのが普通です。
ところが、近頃はどこの家庭でも空調設備が整っているため、生まれたばかりの子供は、ほとんど冷房の部屋で育ちます。
つまり、夏汗をかく必要がないのですから、汗腺は当然発達しません。
成長したこどもは外で遊びます。
本来夏暑いときはたくさんの汗をかいてくれなくては困るわけですが、
汗腺の成長していない子供は体温を下げるために必要なだけの十分な汗を汗腺がかいてくれません。
このままでは、恒常性が維持でにないために、体の方でも生体防御反応として、体の熱を産生しないように調節します。
つまり、「基礎代謝」を低くして熱がでないようにするのです。
これが、近頃話題の「低体温児」なのです。
今の子供は体温が35度くらいが平熱の子がたくさんいます。
しかし‼これは異常です。
キレる子やADHDと子供の低体温とが関係しているのではないかとも言われています。
便利で快適な生活の裏には、人間がもつ本来の機能を
着実に低下させてしまっているのです・・・
子供の為にも暑さや寒さに適応させる体造りを、親御さんと共に心掛けることが
心身共に強い子供に成長させるのではないかと思います。
次回は食生活からみる低体温についてお話ししたいと思います。
東
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