顎関節症と診断され、頭痛、肩こりが増し、全身にまで痛みが伴う
問診検査
<問診>
3年前から顎に痛みがあり、顎関節症と診断され、治療するが良くならず、頭痛、肩こりが増し、全身にまで痛みが伴ってきた。
<検査>
頚椎の動きが少なく、特に伸展動作で痛みが増す。先天性の側弯症があり右の肩甲骨周りに大きな盛り上がり。ストレスに敏感で、交感神経優位になりやすいため体に力が入りやすく、無意識に肩が挙がってしまう。
カルテより
1回目
触診の結果、後頭部から肩甲骨にかけてかなり強い硬結がみられたため、入念にトリガーポイントセラピーを行った。頚椎は慎重にバランスを整えながら後頭部から顎周りを中心に顔全体の緊張を取っていくと、頚椎の伸展動作が楽になり、首全体の可動域が上がった。そして、体全体が軽くなる。姿勢指導とエクササイズを行う。
2回目
<2日後>前回より痛みは軽減しているが頚椎の動きが少ないので、前回同様に施術を行う。右の臀部に硬結がみられ、股関節の動きも悪い。施術の効果で腰の伸展時の痛みは無くなり、首の可動域も上がる。腰痛予防のエクササイズを行う。
3回目
<4日後>前日、外出し歩き過ぎによる下肢のだるさ、肩のハリの軽減に努める。右の肩甲骨周りの盛り上がりが少なくなってきたことで背中、腰の緊張も大分取れ、きつかった反り腰も改善してきた。セルフマッサージのアドバイスをする。
4回目
<7日後>体調は良くなっているものの、しばらく出ていなかった、顎と頭痛がでる。後頭部の付け根から首、肩先までかなりの緊張が見られ、こめかみ、顎周辺も硬い為、口が開きづらい。初回と同様、入念に施術すると明らかに首の可動域が上がり、感じていたつまり感や痛みが消える。首、肩が楽になることで、背中や腰の負担が減り、体全体の血行の良さを感じる。顔色もUPし口の開閉がスムーズ。
5回目
<9日目>前回の効果で首、肩の調子が良く、顎の痛み、頭痛はなし。仕事で前傾姿勢が続き腰痛。腰の上部に硬結がみられたが姿勢の改善とエクササイズの効果もあり、ほぐれやすい。背中の左右のバランスも整ってきた。
コメント
(担当:佐藤)
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