症例:猫背・腰痛・背中の張り

長年の姿勢の悪さからか、腰痛、首、肩こり、頭痛の症状が悪化

■ T様: 男性 56歳  職業:会社役員   症例報告集に戻る 

問診検査

<問診>

長年、姿勢の悪さを気にしていたが多忙な仕事の為、放置していると腰痛、首、肩こり、頭痛の症状が悪化してきた。

<検査>

右胸椎の前弯がかなり強く、前屈すると凸が目立つ。右肩が落ちているので左右バランスが非常に悪い。頚椎の可動域が少なく、前後に動かすと後頭部から肩にかけてハリを感じる。(特に左側)痺れは無い。


カルテより

1回目

触診してみると右半身の筋肉が異常に緊張しており、気になる背中周りを中心に施術を行う。首はストレッチを加えながら無理なく調整をしたところ、背中から腰が楽になり立ちやすくなる。首の可動域はまだ少ないので、猫背で縮んでしまった筋肉の緊張を和らげて、全身の血行を良くして改善していくことをご提案。

2回目

2日後。首の動きは前回よりも左右の違和感がなくなった。姿勢を意識し始めたことで立ちやすさがUP。前回同様に右半身と首を中心に施術する。右背中の凸はなかなか取れないが、ハリは軽減し伸びやすさを感じる。姿勢の体操を行う。

3回目

7日後。体調不良で全身のだるさ。今回は、全身の緊張をとるためストレッチを多く行ない代謝を上げ血行促進を促す。首、背中、腰の緊張は大分、軽減したが臀部、股関節の動きが悪い。わき腹から背中、腰を伸ばす体操を行う。

4回目

16日後。仕事が忙しく今だ体調はよくならず、力が抜けない為、首、肩周りの緊張が強い。上半身中心に施術。右背中の凸は時間をかけてきた効果が、今回はっきり出て左との差がかなり少なくなった。姿勢も以前より前弯が改善され立ちやすさがUP。身体を動かすことが楽しくなってきたようで、空き時間を利用して体操を積極的に行っているとのこと。今回は、背中と肩甲骨を伸ばす体操を行う。

5回目

23日後。正しい姿勢も維持できているが、パソコン作業でのうつむきが続き首の付け根の緊張が強い。施術後、首、肩、背中、腰の柔軟性が高くなったことを実感。股関節の動きもスムーズになり全体的に可動域が上がり頭痛が無くなった。


コメント

Tさんの場合、長年積み重ねてきた悪循環な生活習慣を見直すのと同時に、集中的に施術を行った効果がしっかりと出ました。積極的に体操を繰り返すことで筋肉の柔軟性と新陳代謝が上がり、身体を動かす喜びも得ることができました。
今では「行わないと気持ち悪い!」とおっしゃっています。「痛みを繰り返さず維持できる体作り」として2週間に1度、メンテナンスされています。
(担当:東)



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