症例 【 肩の痛み】 |
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Aさん 40才代 男性 職業:テレビ関係 症状:肩の痛み | |
問診・検査 | <問診>半年前から右肩の痛み激しくなり、90度以上挙げることが困難な状態。整形外科へ行き、症状を伝えレントゲン検査の結果特に何も見つからず。ジムでトレーニングは行っているがそれが原因か不安。 <検査>整形外科にて骨に異常は見当たらず、本人もけがや事故による状態ではないという。そのため、肩の腱が切れているなどの損傷がないかどうかの動作を テストにて確認したが問題はなし。また、座っている姿勢はあまり良くない。 動作テスト・触診では、上半身全体的に筋肉の緊張度はかなり高い事がうかがえた。40・50肩特有の症状であると推測する。 |
一回目 | 先ずは上半身を中心として筋肉の緊張を取るべくトリガーポイントセラピーを行う。 特に右周りの筋肉は緊張が強く、同時に痛みも強い。関節の動きをつけるには痛みが激しいので筋肉を緩めることを重点に実施。 また、このような場合は時間が掛かる事もお話し、ご了承を頂く。 |
二回目 | <3日後> 肩の痛みや動きは前回とほぼ変わらず。ただし、多少ではあるがご自身では変化があったとおっしゃっていた。夜間の痛みは特にない。 施術は前回と同じ。トリガーポイントセラピーを実施。今回は術後に後ろへ少し肩が動くようになった。 |
三回目 | <7日後>症状と状態は変わらず。前回の動きがついた所は動きが悪くなってしまい初回同様に戻ってしまっていた。 仕事が忙しいせいもあり体を動かさずにいた為ではないかとおっしゃる。 施術はトリガーポイントセラピーを実施。 今回から朝晩(時間があればどこでも)のコドマン体操をお願いした。 |
四回目 | <14日目>コドマン体操の成果もあってか、肩が少し挙がるようになった。但し、痛みは相変わらずといった感じ。身体が少しづつではあるが良い方向へと変化が表れていると実感していただいている。 施術は前回同様にトリガーポイントセラピーを実施。 劇的な変化は見られないが、着実に変わっている事はご自身でも感じていただいている。 |
総評 | 約 半年ほど経ちますが、以降は定期的にAさんのペースで通われています。その後快方に向かわれており、スポーツジムでのトレーニングも出来るようになりま した。お仕事の関係上お体を酷使することが多い為、肩の状態が良くなっても定期的に通われており、全体的なお体のケア・メンテナンスを行っております。 40・50肩の場合は長い方で年間も症状で悩む方も少なくありません。 また、直ぐに良くなる事は少ない為、根気よくしっかりと取り組むことにより短い期間で動けるようになることは十分可能なのです。 (担当:望月) |